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【RE】日々の観測記録 2022/5/17【通算67話】

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※今回の文章は2017年3月頃に執筆した内容のリメイク版となります。とはいえ初出です。 ____________________________________ 【はじめに】 本シリーズを読むにあたっての諸注意を以下にまとめています。 初めての方は一度ご確認いただければ幸いです。 https://www.fav.fan/Likely_15Night/Dkdl6 ____________________________________ ミノ「暇だなぁ……」 ミノ「……お外行きたいなぁ」 ミノ「でも、一人でお外出ちゃ危ないって言われてるし、おにーちゃんも忙しそうだしなぁ……」 ホオズキ「……あれ、ミノパイセン。どうしたんですか、こんなところで」 ミノ「あっ!!」 * * * ミノ「わーい! お外だお外だー!!」 ホオズキ「ちょっ、パイセン、あんまりはしゃがないでください! リード外れちゃいますって!!」 ミノ「えへっ、ごめんごめん」 ミノ「いやぁ、でもホオズキが暇そうで助かったよぉ。おかげで外出許可も出たし♪」 ホオズキ「だ〜いぶ渋い顔されましたけどね……」 ミノ「気にしちゃだめだめ! さぁ、町にレッツ――」 ヒュー…… ミノ「うひゃあ!? 風で飛ばされる〜!!」 ホオズキ「わー!! パイセンー!!」 ミノ「わ……っとと、止んだみたい」 ホオズキ「心臓に悪いですよ、やめてくださいよ……!」 ミノ「リード付けてるから大丈夫だって〜」 ホオズキ「このボロリード、金具がすっぽ抜けそうで怖いんですって……!」 ミノ「気にしなーい気にしない♪ さあさ、レッツゴー!」 ホオズキ(大丈夫かなぁ……風的な意味でも、イカついモヒカン男が女の子にリード付けて散歩してる絵面も……) * * * ミノ「なんか町遠いね〜。いつもはもう着いてる頃なのに」 ホオズキ「そりゃ、郊外ですからね。いつもは宏樹さんにバイクで連れていってもらってるから早く着いてるんですよ。僕ら今徒歩なんですから」 ミノ「そっかぁ……」 ヒュー…… ミノ「わわっ」 ホオズキ「大丈夫ですか、パイセン? 気を付けてくださいよ?」 ミノ「だから、リードあるからだいじょ――」 ビュー!! ミノ「おおおおお?!」 ホオズキ「ミノパイセンー?!」 ミノ「あっ、やばっ、リードはずれ……っ!(カシャ」 ヒューン…… ミノ「わぁぁぁ!!」 ホオズキ「パ、パイセーン?!」 ホオズキ「……パイセンが、飛ばされちゃった……ど、どうしよう……!!」 * * * 〜数十分後〜 ミノ「うひゃぁぁぁ!!」 ミノ「あ、風がちょっと弱まって……」 ミノ「落ちるぅぅぅ!!」 ボフッ ミノ「うへぇ……なにここ、ゴミ捨て場? 柔らかい場所に落ちれて助かったぁ……」 ミノ「よ、よしっ。風が弱い今の内に、どこか建物の中に――」 ビュー!! ミノ「わぁぁぁぁ!!」 ミノ「また飛ばされちゃったぁ……」 ミノ「……って、あれ? 前にあるの……ゲート?!」 ミノ「うひぃぃぃ! こ、このままだと入っちゃう〜!!」 * * * 〜魔界〜 マオ「今日は風が強いなぁ……」 ???「ひゃぁぁぁ!!」 マオ「え?」 ミノ「助けてぇぇぇぇ!」 マオ「……なにか、物凄い勢いで女の子が飛ばされてたような……」 マオ「って、いくら風が強いからって、そんなの有り得ないか。あはは」 * * * 〜そして一時間後〜 ミノ「な、なんとか別のゲートに入って、現世に戻って来れたけど……ここどこぉ……?」 ミノ「運良く街頭にしがみつけたけど、これからどうしよぉ……」 プルルルル……プルルルル…… ミノ「あれ? なんかポッケが震えてる……」 ミノ「……あー!! そうだ、おでんわ持ってきてたんだった!!」 ピッ 宏樹『み、弥乃! 大丈夫?!』 ミノ「あ、おにーちゃん……!」 ミノ「助けてぇ、ここどこ? 風に飛ばされて、知らない所に来ちゃったよぉ……」 宏樹『う、うん、法月から聞いてるよ。待って、今どこにいるか確認する……』 宏樹『……え、き、樹協市?! 樹協市って、確かXX県だよね?!』 ミノ「そうなの? よくわかんない……」 宏樹『凄く遠い所にいる……とにかく、すぐ迎えに行くから……!』 ミノ「うん、わかった……」 ピッ ミノ「よかった……もう大丈夫」 ミノ「でも、お兄ちゃんが来るまで、時間かかるのかなぁ……もう、捕まり続けるのも疲れちゃった……」 ミノ「……あそこにあるの、お店? えっと、きっさ……なんだろ、読めないや。でも、『きっさ』ってことは、コーヒー飲むところだよね! 前におにーちゃんに教えてもらったもん!」 ミノ「……入口、すぐ近くだし、風は今止んでるし……今度こそ!(ピョンッ!」 シュタッ! タタタタタ…… ミノ「よしっ、ここまでくれば安心……中に入ろっと」 ミノ「んっ、んんん〜……!(ギィ……」 ミノ「と、扉……重くて……開かないよぉ……!」 ???「……あら?」 * * * カランカラン…… ミノ「ふぅ、助かったぁ……。おねーさん、開けてくれてありがとう!」 菘「うふふ、いいのよ」 ミノ「あっ、おにーちゃんに連絡しなきゃ」 菘「あら、お兄さんがいるの?」 ミノ「うん! すっごくかっこいいんだよ!」 菘「あらあらそうなの〜」 ミノ「えっと、るーとるーと……」 ミノ【かぜがやんだからちかくのきつさにはいつたよ】 ミノ【もうだいじようぶ】 宏樹【きっさてん?】 ミノ【うん】 宏樹【よかった……】 ミノ「これでよしっと」 菘「ねぇ、お名前聞いてもいい?」 ミノ「うん! ミノっていうの!」 菘「へぇ〜、かわいいお名前ね」 ミノ「えへへ、ありがとう! ミノってね、おにーちゃんが付けてくれた名前なの!」 菘「あら〜、そうなの〜。あ、お姉さんの名前は菘よ〜」 ミノ「すずな……」 ピコンッ ミノ「あっ!」 宏樹【おみせのなまえってわかる?】 ミノ「お店の名前……ねぇおねーさん、このお店の名前は?」 菘「鈴凪っていうのよ〜」 ミノ「ありがとう!」 ミノ【すずなぎだよ】 宏樹【すずなぎ、だね。いまでんしゃにのったところだから、もうちょっとまっててね】 ミノ【うん】 菘「そう言えば、どうしてミノちゃんは、そんなに服が汚れているの?」 ミノ「え? あ、ほんとだ……」 ミノ(えっと、風で飛ばされてきた……なんて言ったら、私がノミだってバレちゃうよね……) ミノ「あの、迷子になっちゃって……転んだりとかもしたから、かな?」 菘「あらそうだったの……」 ミノ「でも、おにーちゃんがもうすぐ迎えに来てくれるから大丈夫!」 菘「ふふ、よかったね〜」 ミノ「うんっ!」 ミノ「……ねぇ、なんでおねーさんは、猫みたいな耳としっぽがあるの?」 菘「それはねぇ、私が猫だからよ」 ミノ「ほんとに?! でも、おねーさん人だよ?!」 菘「人だけど、猫なの。獣人っていうのよ」 ミノ「じゅーじん……! おねーさん、すごい!」 菘「ふふ〜、そうお?」 菘「あ、ミノちゃんっ。メニューに書いてあるもの食べたくなったら、いつでも言ってね? 作ってあげる」 ミノ「いいの? んー……あっ! これ食べたい!」 菘「ストロベリーパンケーキね」 ミノ「あ、でも、私お金持ってきてない……」 菘「別にいいわよ〜、お姉さんからのプレゼントっ」 ミノ「わーい! ありがとう、おねーさん!」 * * * 宏樹「こ、ここかな……鈴凪、って書いてるし」 宏樹「案内、ありがとうございます……赤城さん」 ホオズキ「樹協市出身の誠也さんがいてくれて助かりました……」 成野「気にすんなって。旅は道連れなんとやらってやつ」 成野「……あー、俺は適当にその辺ぶらぶらしてくるから、帰る時は電話してくれ」 宏樹「は、はいっ」 成野「せっかくの遠出だ、ゆっくりしていくといいよ。そんじゃな」 ホオズキ「うぅ……ミノパイセン、怪我とかしてないですかね……? もししてたら、僕の責任だぁ……!」 宏樹「そ、そこまで、気負わないで……? 法月は悪くないよ……」 ホオズキ「しかし……!」 宏樹「ほ、ほら、弥乃も待ってるだろうし、早く入ろう……?」 カランカラン…… 菘「いらっしゃいませ〜」 ミノ「……あー! おにーちゃん!! ホオズキも!!」 宏樹「弥乃! よかった……。怖かったよね、怪我とかしてない?」 ミノ「うん! 大丈夫だよ!」 ホオズキ「うぅ……マジですみません、パイセン……」 ミノ「なんでホオズキが謝るのー?」 宏樹「き、気持ちは分かるけど……謝りすぎは、よくない、よ?」 菘「あらあら、あなたがミノちゃんのお兄さん?」 宏樹「あ、はい……」 ホオズキ「げっ、猫……(ボソッ」 ミノ「ん? ホオズキ、猫嫌いなの?(ヒソヒソ」 ホオズキ「だってアイツら、可愛い顔して急に襲いかかって来るんですもん……好戦的すぎて怖い……噛み付かざるを得ない……(ヒソヒソ」 ミノ「もふもふしてて居心地いいんだけどなー(ヒソヒソ」 宏樹「あ、あの、弥乃のこと、ありがとうございます……」 菘「別にいいのよ〜、ミノちゃんがお兄ちゃんと会えて良かったわ〜」 ミノ「おにーちゃんおにーちゃん!! おねーさん凄いんだよ! 猫だけど人なの! じゅーじんっていうの!」 宏樹「へ、へぇ、そうなんだね〜」 菘「うふふ〜。あ、二人も良かったら、なにか食べていかない?」 宏樹「あ、そうですね。そうします……」 ホオズキ「……僕、急に襲われたりされないですかね、パイセン?(ボソッ」 ミノ「されないよ〜! ホオズキはほんとに心配性なんだから〜(ヒソヒソ」 宏樹「あ、そうだ。園田さんにも連絡しないと……」 ホオズキ「園田さん、今度はパイセンに、リードじゃなくてハーネスを付けさせるって言ってましたよ?」 ミノ「はーねす? なにそれ?! かっこいい!」 ホオズキ「いや、ハーネスっていうのは――」 ミノ「楽しみだなぁ、はーねす!」 ホオズキ「……聞く耳持たず」 * * * 成野「はぁ……よりにもよって、なんで鈴凪に……」 愛梨「……ん?」 成野「あ」 愛梨「……あー!!」 成野「ちょ、声がデカい!!」 愛梨「あぅ、ご、ごめん……な、なんでここに? “お仕事”は?」 成野「いろいろあって……ちょっと家帰ったらすぐ戻るから、他の奴らには他言無用で」 愛梨「う、うんっ」 愛梨「でも、一言だけ言っていい?」 成野「なに?」 愛梨「その無精髭だけは、似合わないから剃った方がいいと思う……!」 成野「生やしたくて生やしてるんじゃねーっての!!」 ―TODAY'S END― ____________________________________ 【注意】 ※本編はここで終了となります。続きはおまけテキストだけですので、予めご了承の程をよろしくお願いいたします。

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