【再】日々の観測記録 2022/1/31【通算28話】
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※今回の文章は2019年5月頃に執筆した内容の微修正版となります。とはいえ初出です。
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【概要】
・自創作のキャラ同士が数行程度の会話してるだけのSSです。基本的に台詞オンリーだけど筆が乗ったら地の文も書くかも
・作品内にキャラやストーリーについての解説等はありません。本編が出来るのを待ってくださいお願いします
・毎日更新ではありません。最低でも一週間に一回更新出来ればいいかなーと思ってます
・いいね特典(限定公開範囲)は基本的に登場キャラの設定テキストのみ。本編はいいねしなくても全部読めます
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リコウリソイ「本日はお招きいただき、ありがとうございます……」
ロイヒァレゲウ「ありがとうございます」
シフォン「そんなかしこまらなくていいんだよ? 日頃のお礼として、一緒にご飯食べよーってだけだし」
カラ「そうそう、友達の家にご飯食べに来たノリでいいよ」
リコウリソイ「と言われましてとも、そのような経験がないもので……」
カラ「ぼっちだったの?」
リコウリソイ「友達と言える関係の方はいませんでした」
シフォン「じゃあ、わたし達が最初のお友達なんだね!」
リコウリソイ「お友達……はい、お友達です!」
ロイヒァレゲウ「……良かったな、リリ」
シフォン「ロイもお友達だよ」
ロイヒァレゲウ「は?」
ロイヒァレゲウ「しかし、その……」
リコウリソイ「ロイ様?(ニコォ」
ロイヒァレゲウ「……あぁ、友達……ですね、はい」
リコウリソイ「うふふ」
リーヴェ「お待たせー」
ノワール「ほいっと。どんどん食えよー」
リコウリソイ「まあ……肉じゃがですわ!」
ノワール「好きなのか?」
リコウリソイ「ええ」
ロイヒァレゲウ「ふふ……」
ノワール「でも、味覚がないんじゃ……」
リコウリソイ「確かに、味は分かりませんが……」
リコウリソイ「肉じゃがには思い出がありますの」
ロイヒァレゲウ「ふふふ……」
ノワール「さっきからやたら嬉しそうだな、ロイ……」
ロイヒァレゲウ「気にしないでください」
リコウリソイ「ロイ様が私に――」
ロイヒァレゲウ「リリ、早く食べないと冷めてしまうぞ」
リコウリソイ「あ、はい」
リーヴェ「リリちゃん肉じゃが好きなの?」
リコウリソイ「はい!」
リーヴェ「良かった。いっぱい食べてね」
リーヴェ「……そう言えば、皆の好きな食べ物って聞いてなかったわよね」
カラ「確かに、言った覚えもないよ」
ユウサ「俺は肉だ」
ノワール「普段魚釣りばっかりしてる癖に?」
ユウサ「それとこれとは話が別だろ?」
シフォン「ノワールが好きな食べ物は知ってるよー」
リーヴェ「うん。アップルパイ」
ノワール「まあなんでも好きだけどな」
ノワール「で、シフォンが文字通りの目玉焼き」
シフォン「プチプチしてておいしいよ!」
カラ「美味しいよね」
リーヴェ「カラの好きな食べ物が一番予想できないわ」
カラ「私の好きな食べ物は……血?」
ユウサ「またお前はそう言う……」
カラ「それ以外思い付かないし」
ノワール「まあ、健常者でもスッポンの生き血とかは普通に飲むし……」
カラ「え、何それ。スッポンってなに? すっぽんぽん?」
ノワール「亀の一種だよ。現世じゃ昔はスッポンの血は体にいいとかで、料理とか飲み物に混ぜて接種する事があったんだとか」
カラ「うわー、私も飲んでみたかったなぁ。こう、丸々一匹分の血を一気飲みとか」
ノワール「そんなガブガブ飲むものじゃないと思うんだけど……」
ノワール「ロイはどうだ?」
ロイヒァレゲウ「え、いや、私は……」
ユウサ「いいじゃねぇか、教えろよ!」
ロイヒァレゲウ「しかし、わざわざそのような事を知らなくても……」
リコウリソイ「ロイ様が言わないのでしたら、私から言いますわよ?」
ロイヒァレゲウ「ああもう、わかった……肉じゃがです。リリと同じで。」
ノワール「ふーん」
シフォン「君たち本当に仲良しなんだねー」
リコウリソイ「はい。ロイ様には親しく接して頂いております」
ロイヒァレゲウ「俺が冥教に入信したのも、リリに影響されたからです」
ロイヒァレゲウ「彼女は本当にいい子なんです。どうか、よろしくお願いします」
リコウリソイ「もう、ロイ様……」
リコウリソイ「でしたら、皆様もロイ様をよろしくお願いします」
カラ「なんだろ……リスカしたくなってきた」
ユウサ「するな」
カラ「も〜お熱いんだから」
リコウリソイ「?」
ロイヒァレゲウ「私とリリはそういう関係ではありません。どちらかというと、兄妹……」
ロイヒァレゲウ「いや、なんでもありません!」
カラ「シスコンか〜」
ロイヒァレゲウ「はぁ?(ギロッ」
カラ「あっ目が怖い!!」
ワイワイガヤガヤ
リーヴェ「ふふ……」
リーヴェ「冥教の人って、思ってたよりも優しそうね」
ノワール「他の奴らは知らないけどな。たぶん、この2人は根っからの善人だよ」
リーヴェ「そうね。……話しそびれちゃったけど、私の好物、聞きたい?」
ノワール「ああ、気になる」
リーヴェ「その、あんまりかわいい物じゃないんだけど……鶏肉が好きなの。特に手羽先」
ノワール「へぇ……それって、魔物のトリを食うのか? それとも、普通に鶏とかいる?」
リーヴェ「鶏よ。現世の鶏と同じかは分からないけれど」
リーヴェ「今度ノワールにも振る舞うから。手羽先の唐揚げ、美味しいよ」
ノワール「楽しみにしてるよ」
リーヴェ「うん」
カラ「あー、ここからもリア充オーラを探知したぞー!」
リーヴェ「ちょ、そんなのじゃないってば!」
カラ「顔を真っ赤にしてぇ〜、怪しい!! 暴いてやるー! うりゃ〜!」
ロイヒァレゲウ「……彼女は酔っているのですか?」
ユウサ「いや、間違いなくシラフだ……」
―TODAY'S END―
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【注意】
※本編はここで終了となります。続きはキャラ設定テキストだけですので、予めご了承の程をよろしくお願いいたします。