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【夏祭りSP@2022】日々の観測記録 2022/9/21【通算79話】

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【はじめに】 本シリーズを読むにあたっての諸注意を以下にまとめています。 初めての方は一度ご確認いただければ幸いです。 https://www.fav.fan/Likely_15Night/Dkdl6 また、今回のおまけテキストはウチの娘たちによるじゃれあいの様子となっています。もう夏じゃなくて秋じゃないかというツッコミについてはおまけテキスト内で弁明してもらっていますのでご勘弁ください。 ____________________________________ 【CASE:SLAYER】 流太「あ゛〜……あっつい……」 ユラ「……だらしない」 流太「お前はいいよなぁ……暑さに強くて……人間の体ももっと熱に強くあって欲しかった……」 ユラ「…………」 流太「ん? どーした?」 ユラ「あれ……」 流太「ん……掲示板がどうかしたか?」 流太「……あー、この張り紙か」 ユラ「ま……つり?」 流太「夏祭り。この近所で毎年やってるんだよ」 ユラ「まつり……」 流太「……行くか? 興味あるなら」 * * * ユラ「……!(キラキラ」 流太「おーおー、あんまりはしゃぐなよ〜」 ユラ「お店がいっぱい……」 流太「あれは屋台っていうんだ。何か買ってみるか?」 ユラ「うんっ」 ユラ「……! あれ! あれがいい!」 流太「チョコバナナか?」 ユラ「キラキラ……」 流太「キラキラ……? あー、カラースプレーのことか。確かに、俺も子供の頃はお菓子にカラースプレーがかかってるだけで興奮したっけなぁ……魅力が五割増するんだよな」 ユラ「いいから、はやく」 流太「はいはい……すみませーん、二つくださーい」 ユラ「……! おいしそうなにおい……(テクテク」 流太「あっ、こら! 一人で勝手に行くな! ちょっと待ってろ!」 * * * 流太「チョコバナナにリンゴ飴に焼きそばにたこ焼きに……食い意地張りすぎだろお前……」 ユラ「おいしいもん」 流太「ちょっとは我が家の懐事情も鑑みてくれ……」 ユラ「そういうのは、保護者が管理する……」 流太「こういう時だけ子供ヅラしやがって」 ユラ「…………」 ユラ「ねぇ、みんな、浴衣着てる」 流太「ん、よく名前知ってるな」 ユラ「テレビと本でみた」 流太「悪いな、ウチにも浴衣があれば着せてやれたんだが」 ユラ「ううん……いい」 ユラ「浴衣、着たら……角も尻尾も隠せない」 流太「それもそうか」 ユラ「……次、あれ食べる」 流太「だからさぁ……」 流太「……ま、いっか。せっかくの夏祭りだしな。好きなだけ食え」 ユラ「〜♪」 ★ ★ ★ 【CASE:BEC-1】 静灯寺「おー、やってるやってる」 蒔子「あっ、静灯寺さんじゃないですか」 静灯寺「おう蒔子、来てやったぞ」 蒔子「……確かに呼びはしましたけど、そう上から言われるとムカつきますね……」 蒔子「まあいいです、せっかくの縁日ですし、大目に見てあげます」 静灯寺「そうそう、細かいことは無しだ無し!」 蒔子「警備のクエスト、受けてくれたのは静灯寺の他に、鯨馬先輩と斗堂さんでしたよね」 静灯寺「二人も後から来るだろ、先に配置に付いとくわ」 蒔子「はーい、よろしくお願いしまーす」 * * * 静灯寺「まあとはいえ、警備が必要なほど人は居ねぇけどなぁ……暇だぜ」 静灯寺「……ん、あの屋台……射的か」 少年「えいっ! ……ダメだぁ、また外れた……」 屋台の親父「残念だったなぁ、坊主」 静灯寺「…………」 少年「も、もう一回……!」 少年「……あぅ、また外れた……」 静灯寺「なあ、俺にもやらせてくれよ、おっちゃん」 少年「えっ? あっ……」 屋台の親父「おういいぜ!」 静灯寺「よーし……お前、どれが欲しいんだ?」 少年「え? あ、あれ……ライドの変身ベルト……」 静灯寺「よく見てろよ……よっ」 パタンッ! 少年「わっ! た、倒れた!」 屋台の親父「おぉ〜! 1発で倒すとは、やるじゃねぇか兄ちゃん!」 静灯寺「ふっ、まあこの銃も、長い目で見れば棒だからな! それっ!」 パタンッ! 少年「また倒した! お兄ちゃん凄い!」 静灯寺「ははは! まだまだぁ!!」 * * * 屋台の親父「おいおい兄ちゃん、結局全弾当てて、しかもどれも1発で倒しちまうなんて、凄すぎるぜ! これじゃあ商売上がったりだよ!」 静灯寺「ふふふ……ま、貰う景品は最初に倒した一個だけでいい。後のは、お遊びみたいな物だからな……(決まった……!)」 少年「わぁ……お兄ちゃん、かっこいいー!」 静灯寺「ふはははは! もっと褒めて称えてくれてもいいんだぜ! なにせ俺は最強n」 蒔子「何やってるんですか(ポカッ」 静灯寺「いったぁ?! 何すんだよ蒔子?! せっかくいい所だったのに!」 蒔子「警備のお仕事中ですよねぇ? なんで射的で遊んでるんですかねぇ?」 静灯寺「あー、いや、その……」 静灯寺「そ、そうだ少年! ほら、欲しがってた変身ベルトだ! 受け取れ!」 少年「えっ、あっ、ありがとう……?」 静灯寺「さらばだー!!」 蒔子「あっ、こら、逃げるなー!!」 少年「……なんだったんだろう」 ★ ★ ★ 【CASE:RPSRPG-1】 ニジノ「……はぁ、折角の夏祭りなのに……人が全然いない〜!!」 ナナシノ「面白いくらいがらんどうですなぁ。近所のご老人しかみかけませんぞ」 ニジノ「おかしい……今年はしっかりSNSで宣伝したのに!」 ナナシノ「おや、そうだったのですか? ……一応お聞きしますが、そのSNSとは?」 ニジノ「えーっと、神主さんに教えて貰ったやつ……mikoxi!」 ナナシノ「……それは、随分と古典的なSNSですなぁ」 ニジノ「ぐぬぬ……去年グレイテストリーグにも参加した時も、結局参拝者は増えなかったし……一体どうすればいいのよぉ!!」 ナナシノ「ソレガシのように、他のファイターには声はかけていないのですかな?」 ニジノ「連絡先知ってる人には声かけたんですけど……」 ニジノ「フレムとシザースさんは別の夏祭りで屋台の手伝いするらしくて、ミトさんやクルスガミさんはシンプルに断られて、パルフェとセラは来てくれる予定だったんですけど、パルフェが風邪を引いて来れなくなったって……」 ニジノ「それから、ロアちゃんやジャンさんはお店が忙しくて無理、ケンくんセントちゃんジェノサイドくんは夏休みの宿題が終わってなくて外出禁止、サージュさんとバールさんは日本にいないですし、ミスティはなんか誘いづらくて……」 ナナシノ「物の見事に全滅ですなぁ。とはいえ、ミスティ殿はむしろフットワークが軽い方だと認識しているのですが、誘わなかったのですか?」 ニジノ「だって、もし遠出させて容態が悪化したらと思うと……誘えないよぉ!」 ナナシノ「気持ちは分かりますが、きっと彼も、誘ってもらった方が喜んだと思いますぞ?」 ニジノ「そっかぁ……来年は……ううん、年越しの時には誘おっかな」 ナナシノ「そういえば、トカゲ仮面様はどうなのです? 名前が上がっていないようでしたが」 ニジノ「あの人は、なんか来て欲しくないからいいです」 ナナシノ「おぅふ……強く生きるのですぞ、トカゲ仮面様……」 ニジノ「はぁ、このままじゃ、神社の再興なんて夢のまた夢だよね……」 ナナシノ「うーむ、このような山奥の神社となると、気軽には立ち寄れませんからなぁ」 ニジノ「でも気軽に立ち寄れない立地の神社でも、参拝客が押し寄せてる所もあります。そこは言い訳にしちゃダメなんです……」 ナナシノ「アクセスのしづらさを持ってしても尚、参拝したいと思わせる何かが必要でしょうなぁ」 ニジノ「例えば、ご利益とか?」 ナナシノ「それも当然そうですが、まずは知名度を上げないことには始まりませんぞ。どれだけご利益が有難くとも、それを知られなければ意味がございませんからな」 ニジノ「結局そこに戻ってくるのか……うーん、やっぱりJBSでがんばるしかないですかねぇ」 ナナシノ「そうですなぁ、何かしら有名になるきっかけかあれば良いのです。ニジノ氏自身が有名になるというのも、再興の一助になるはずですぞ」 ナナシノ「例を挙げるなら、篠原神社ですな。あの神社も元は閑古鳥が鳴くほど無名な神社でしたが、ぱとはぴのシノちゃんと縁が深い事が知られるや否や、ファンによる聖地巡礼で忽ち大人気。今では初詣や夏祭りにはシノちゃんファンもそうでない人達もごった返しています」 ニジノ「じゃあ、方向性は間違っていないってことかな?」 ナナシノ「事実、ニジノ氏のファンという方も、この神社に参拝しに来られているのでしょう? SNSで見かけたことがあります」 ニジノ「あー、あの人たち! 確かにたまーに来てくれますね! もう嬉しくって嬉しくって、本当に有難い存在です〜」 ナナシノ「うむうむ。そういうファンを大切にしていけば、いつかそれが広まって、大きな流れを生むはずですぞ」 ニジノ「そうですよね! よーし、これからもファイターとしてがんばって、神社の宣伝しまくるぞ〜!」 ナナシノ「デュフフ! その意気ですぞ〜ニジノ氏ぃ!」 ★ ★ ★ 【CASE:G&S-SISTERS】 ルル「うわぁ……! 射的に金魚すくいにお面屋さん! 焼きそばに焼きイカにたこ焼きまである〜!!」 ルル「お兄ちゃーん!! 早くっ! 早くっ! こっちこっちー!!」 兄「おいルル、あんまりはしゃぐなよ〜」 ルナ「転ぶよ〜」 ルル「あいたぁ?!(ズコォ」 ルナ「ほらー」 兄「言わんこっちゃない……大丈夫か〜?」 ルル「えへへぇ、だいじょーぶ、だいじょーぶ」 兄「縁日が楽しいのは分かるけど、もうちょっと落ち着こうな」 ルル「じゃあ、おててつないで! そしたら大人しくする!(ギュウ」 ルナ「ずるい。私も繋ぐ(ギュー」 兄「こらこら、三人で横に並んだら邪魔になるだろ?」 ルル「やだやだぁ! お兄ちゃんとおてて繋いで歩く〜!」 ルナ「お兄ちゃん、ルルもこう言ってることだし、ね?」 兄「……しかたないなぁ」 ルル「わーい! お兄ちゃん大好き!」 兄「ちょ、あんま大声でそう言うこと言うなって! 周りの目が恥ずかしいだろ?」 ルナ「じゃあお兄ちゃん、しゃがんで」 兄「え? こうか?」 ルナ「お兄ちゃん、大好き……(ボソッ」 兄「いや耳元で囁けって意味じゃないからな?!」 屋台の親父「がっはっは! いやぁ兄ちゃん、モテモテだねぇ! ほれ、サービスしてやっから、かわいい二人の彼女さんにプレゼントしてやんな!」 兄「えぇっ?! ちょっ、彼女じゃなくて妹ですけど?!」 ルル「わーいわーい! りんご飴だ〜!」 ルナ「いただきますー」 兄「って、もう貰ってるし……」 屋台の親父「ほれ、兄ちゃんの分も」 兄「あ、ど、どうも」 屋台の親父「ちなみにそれはサービスじゃなくて普通に商品だ! 1つお買い上げで300円毎度ありぃ!」 兄「はぁぁ?!」 屋台の親父「なんだい、300円でりんご飴3つだぜ? こちとら大赤字だ。払った払った!」 兄「そんな強引な……」 ルル「払いなよぉダーリン、せっかくりんご飴もらったのにさぁ」 ルナ「タダでりんご飴にありつこうなんて、みっともないよ。ダーリン」 兄「誰がダーリンだ誰が!」 * * * 兄「結局払うハメになってしまった……」 ルル「でもおいしかったでしょ、りんご飴?」 兄「まあそれはそうだけども」 ルナ「……!」 ルル「次は何食べよっかなー、たこ焼きにしよーかなー」 兄「おっ、いいな。ルナもたこ焼き食べるか?」 ルナ「……(ジーッ」 兄「……ルナ?」 ルナ「……ほしい」 兄「え、欲しいって……この犬のお面?」    ルナ「ほしい、買って」 兄「うーん……わかった、いいよ」 ルナ「わーい」 ルル「えー、あれがほしいの……? センスわる〜」 ルナ「むっ……ルルには貸してあげない」 ルル「べつにいいもーん」 兄「ほら、ルナ」 ルナ「ありがとう。しゃがんで、お兄ちゃん」 兄「またか?」 ルナ「よいしょっ」 兄「うおっ」 ルル「え、そのお面、お兄ちゃんに付けるの?」 ルナ「……よしっ」 兄「いや、なんで俺……? ルナが付けたいんじゃなかったの?」 ルナ「これで、お兄ちゃんは、犬だよ」 ルル「あー、ホントだ! お兄ちゃん、ワンちゃんだー!」 兄「いやまあ、犬のお面だけれども」 ルナ「お兄ちゃんは犬だから、私のペットだよ」 兄「は?!」 ルナ「おさんぽしてあげる。おいで〜」 兄「ちょっ、引っ張るな引っ張るな!!」 ルル「うわー、いいなぁルナ。次はわたしがお兄ちゃんをペットにする〜!」 ルナ「ダメ。貸してあげないって言ったでしょ」 ルル「ルナのいじわる〜!!」 兄「……お前らはこういう遊びを何処で覚えてくるんだよ……」 ★ ★ ★ 【CASE:RESTLIGEIST】 幽霊「あれ、お家主さま、なんですかそのチラシ?」 家主「ああ、近所でやる夏祭りのビラだよ。まあ俺は行かないけど」 幽霊「…………」 家主「……?」 幽霊「……ずーるーいー!!」 家主「なにが?」 幽霊「わたしだって夏祭りに行ってみたいです〜!! 生きてる人達ばっかりずるい〜!!」 家主「仕方ないだろ地縛霊なんだから」 幽霊「うぅ、地縛霊じゃなくて浮遊霊になりたかったなぁ……」 家主「そういう問題か?」 幽霊「お祭り……」 家主「……ちょっと待ってな(スタッ」 幽霊「え、お家主さま?」 * * * 数時間後…… * * * 家主「ほら、こっちこっち」 幽霊「なんですか、お家主さま。急に庭に来いなんて……?」 幽霊「――! こ、これ……お祭りの屋台?!」 家主「即席だけどな。それっぽくはなっただろ」 幽霊「お家主さま、わたしのために……うぅっ、ありがとうございます……」 家主「ほら、どれにする? といっても、焼きそばとボールすくいの二択だけだけど」 幽霊「じゃあ、じゃあ、ボールすくい!!」 家主「お目が高いねぇ。何個すくえるかな?」 幽霊「任せてくださいよお家主さま! この……すくうヤツ一つで、全部のボールをすくっちゃいますよ!!」 家主「大きく出たな。ほら、やってみろ」 幽霊「よーし……とりゃあ!(ビシャァ」 ボトッ……ポチャンッ 幽霊「ふふー、まずは一個目……って、えぇー?! 破けてるー!!」 家主「下手だなぁ、お前……」 幽霊「しょ、しょうがないですよ! 生まれて初めてやるんですから!」 家主「…………」 幽霊「もう一回! もう一回やります! 今度こそ……!」 家主(生まれて初めて……か) 家主(この子の親のことは何一つ知らないが、もしかすると、夏祭りに連れてもらうことのないまま、あの事件が起こったのかもしれないな) 家主(……こんなちっぽけな屋台でも、体感させてやることができて良かった) 幽霊「うぁぁぁ!! また破けた〜!!」 家主「水の中に入れすぎなんだよ。もっとこう、浅い所でシャッとな? シャッと」 幽霊「分かりづらいぃ……」 家主「あぁもう見てろ。ほら、こうやるんだ……よっ!(ビシャッ」 ボチャンッ! 幽霊「……破けてるじゃないですか」 家主「……腕が鈍ったな、うん」 ★ ★ ★ 【CASE:LAVV'IT】 さゆり「お姉ちゃん、お姉ちゃん、つぎ、わたあめ!」 ハクア「わわっ、待ってよさゆちゃん! そんなに急がなくても、わたあめは逃げないよ〜?!」 モミジ「何言ってるのハクアちゃん! 急がないと……私とさゆちゃんの“わたあめ食べたい欲”が暴走しちゃう〜!!」 ハクア「なにその欲〜!!」 オーナー「なっはっは。元気だなぁいや何より何より」 キッキ「それにしても、どういう風の吹き回しですか? 『みんなで夏祭りに行こう』だなんて」 オーナー「そりゃあ、普段みんな頑張ってくれてるから、息抜きにと思ってね。それに、さゆちゃんにとっても良い思い出になるだろう?」 キッキ「確かにそうですが……」 アイ「アイは把握しています。オーナーは、我々の浴衣姿を目に収めることを目的にしています」 オーナー「なっ?!」 キッキ「その反応……図星ね?」 オーナー「い、いやいやいや、断じてそんなことはないぞ!」 アイ「オーナーの目線は、浴衣を着たアイの大きな胸に釘付けです」 キッキ「ふーん……」 オーナー「人聞きの悪いことを言うんじゃない! 公共の場だぞ?!」 キッキ「まあ、話は後でじっくりと、ね?」 オーナー「ぐぬぬ……」 さゆり「わたあめ、10個、ください!」 ハクア「じゅ、10個?! 多すぎじゃない、さゆちゃん?!」 モミジ「なぁに言ってるのハクアちゃん! わたあめ10個なんて一瞬でペロりだよ? それに、食べきれなかったら私が貰うし!」 ハクア「た、食べきれる食べきれないじゃなくて、体に悪いって言いたいんだけど……」 モミジ「おじさーん! 私は20個ちょうだーい!」 ハクア「お店に迷惑だし食べ過ぎだよモミジちゃん!!」 キッキ「あーあー、もう……見てられないわ。ちょっとモミジちゃん! さゆちゃんも! 一人3つまでにしときなさい!」 オーナー「おっ、流石はみんなのお姉ちゃんだな」 アイ「その通りです。キッキ先輩は、アイ達の誇れる立派な……?」 オーナー「ん? どした、アイリスちゃん」 アイ「人々の急速な流動を感知。皆、どこかへ移動を開始しています」 オーナー「あー、もうそろそろ始まるのか」 アイ「そろそろとは?」 オーナー「花火だよ、打ち上げ花火」 アイ「打ち上げ花火。聞いたことがあります。夜空に大量の火薬を打ち上げ、爆発している様を鑑賞する娯楽です」 オーナー「綺麗に見れる穴場まで移動するから、みんなを呼んできてくれるかい、アイリスちゃん」 アイ「了解いたしました、オーナー」 さゆり「わたあめおいしいね、お姉ちゃん!」 ハクア「うん、おいしいねっ」 モミジ「あぅぅ……3つじゃ足りないぃ……」 キッキ「はいはい、糖尿病になりたくなかったら我慢してね」 モミジ「ちゃんと毎日運動してるから大丈夫ですよぉ」 アイ「皆様、オーナーがお呼びです。花火の開始が迫っているとのことです」 さゆり「花火?! 見たい、見たい!」 モミジ「花火打ち上げるんですか、このお祭り!? 見たいです!」 キッキ「ふふ、そんなにはしゃがないの。ほら、行きましょ」 さゆり&モミジ「「はーい!」」 * * * ヒュー……パァン! さゆり「わぁ……きれい!」 モミジ「き、きれいだねぇ……」 パァン! パァン! モミジ「うぐっ」 アイ「モミジちゃん、モミジちゃん(クイックイッ」 モミジ「え、なに?」 アイ「モミジちゃんは何故、両手を両耳に押し当てているのでしょうか」 モミジ「だ、だって、花火の音がこんなに大きいなんて……」 パァン! モミジ「うひゃぁぁ!!」 ハクア「あ……そういえばモミジちゃん、大きい音とか破裂音、苦手なんだっけ」 キッキ「なんとなくこうなるだろうと思ってたわ……はい、耳栓持ってきてるから使って?」 モミジ「ありがとうございます、キッキせんぱい……」 モミジ「……私、花火を生で見るの、生まれて初めてなんだぁ。音は大きいけど……でも、すごく綺麗」 ハクア「うん……」 アイ「火薬をこのように美しく爆発させられるとは、花火職人様の技術力には目を見張るものがございます」 さゆり「あっ! お姉ちゃんみてみて!! うさぎさん花火!!」 ハクア「わぁ! かわいい〜!」 さゆり「かわい〜!」 キッキ「……ふふっ」 キッキ「ねぇオーナー。あなたもカメラなんて回してないで、こっちに来たらどうですか?」 オーナー「……おいおい、話しかけるなよ。せっかくのビデオにオッサンの声が入っちまうだろ」 キッキ「実は、こんなものを持ってきてたりして」 オーナー「なんだそれ……って、3脚?」 キッキ「カメラ貸して」 オーナー「あっ、ちょ!」 キッキ「ほら、これであなたがカメラマンになる必要はないわよ。向こうに行って、一緒に映りましょう」 オーナー「いや、このビデオは君らが花火を楽しんでる様子を残すために撮ってるから、俺が映るのは……」 キッキ「いいからおいで」 オーナー「おい、引っ張るなって!」 キッキ「オーナー、あなたも私たちの大切な仲間で、友達なんですから。一緒に映ってくれなきゃ……私、拗ねちゃうよ?」 オーナー「……はぁ〜! ホントにズルい言い方するなぁ、しずちゃんは」 キッキ「さ、分かったらおいで」 オーナー「……ああ」 オーナー「すぅ〜……たーまやー!!!!」 ハクア「うひゃああぁぁあ?!」 モミジ「ちょっと、急に大声出さないでよ変態オヤジ! ハクアちゃんがビックリしちゃったでしょ〜!」 オーナー「いやいや、花火は大声を出してこそなんぼのもんよ! ほら君らも! たーまやー!!」 ハクア「た、たま……うぅ、恥ずかしいですよぉ」 さゆり「たーまやー?」 アイ「理解不能です。『たーまやー』とはどういった意味の言葉なのですか?」 オーナー「そんなことも知らないのかぁ? いいか、玉屋ってのはな――」 キッキ「……いい眺めね、本当に」 ―TODAY'S END― ____________________________________ 【注意】 ※本編はここで終了となります。続きはおまけテキストだけですので、予めご了承の程をよろしくお願いいたします。

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