日々の観測記録 2022/1/20【通算19話】
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【概要】
・自創作のキャラ同士が数行程度の会話してるだけのSSです。基本的に台詞オンリーだけど筆が乗ったら地の文も書くかも
・作品内にキャラやストーリーについての解説等はありません。本編が出来るのを待ってくださいお願いします
・毎日更新ではありません。最低でも一週間に一回更新出来ればいいかなーと思ってます
・いいね特典(限定公開範囲)は登場キャラの設定テキストのみ。本編はいいねしなくても全部読めます
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陽毬「……へぇ、興味深い」
去音「あれー、陽毬ちゃん、何見てるのー?」
陽毬「ああ、去音。ほら、見てご覧?」
去音「わぁ! なにそれ、すっごくキレイ!」
陽毬「旧校舎の地下倉庫で拾ったんだ。一見すると硝子細工の丸型プレートとしか思わないよね?」
陽毬「でも、ちょっと見てて……」
陽毬「miya no Subio ni NnoHa-fon dukoi Tuve」
ウィーン……
去音「わわっ! なんか光ってるよ?!」
陽毬「プレートの内側をよく見てご覧」
去音「んー? ……あっ、針が二本と、12個の丸……これ、時計!?」
陽毬「そのようだね。さっきまで針も丸印も無かったのに、不思議だろう?」
道満「あーん? なんか面白そうな事やってんじゃねぇか」
陽毬「やあギリー。キミ、こういうの好きだよね?」
道満「ほぉ……こりゃあ、マジックアイテムじゃねぇか。よく見つけたな?」
去音「まじっくあいてむ?」
道満「太古の時代からの聖遺物、或いはオーパーツとでも呼ぶべき代物だ。所有者の魔力を媒体にして動くアイテムさ」
陽毬「これを初めて手に取った瞬間、なんとなくピンと来てね。以前キミに教えてもらった起動呪文を唱えたら、こうなった」
去音「カッコイイなー。ねぇねぇギリシャくん、マジックアイテムって、他にはどんなのがあるの?」
道満「まあ実際に確認されている物としては、オラクルカードみたいな占い道具や、人胎鬼仔なんかの呪物もマジックアイテムの類だ。そういう意味では、現代でもマジックアイテムは造られてるし使われ続けているってワケ」
去音「じんたいきし???」
道満「純粋無垢なダヴィガールにも分かりやすく説明するなら、コトリバコの亜種みたいなもの。まあ都市伝説のコトリバコとは違って、正真正銘実在する呪物だが」
去音「へー、それってどんな呪物なの?」
道満「ふっ、ダヴィガールには刺激が強すぎる。大人になったら調べてみることだな」
去音「むー、まぁた子供扱いしてー!」
陽毬「それにしても、マジックアイテムの実物は初めて手にするな……実に興味深い道具だよ。一体どんな原理で動いているのか……造られた時代はいつ? この洗練された加工技術から推測するに――」
道満「あー、まぁた始まった……行くぞ、ダヴィガール。コイツに付き合ってたら朝チュンコースだ」
去音「そだねー。ごめんね陽毬ちゃん、またね〜」
陽毬「ブツブツ、ブツブツ……ああ、なんと素晴らしい……これを応用すれば……ブツブツ……」
―TODAY'S END―
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【注意】
※本編はここで終了となります。続きはキャラ設定テキストだけですので、予めご了承の程をよろしくお願いいたします。