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「もう本丸には慣れましたか」 江雪の静かな声に日光はああとひとつ頷いた。日光がこの本丸に顕現して七日、初陣を済ませ遠征へ赴き、馬当番と畑当番をひと通りこなした日のことである。 「不具合があればすぐに言ってくださいね。金の山姥切に」 「……山姥切国広だな」 ひょいと江雪の横から宗三に言われてまた頷く。長義があまりにも僕こそが山姥切だと言い張ったので、一部では金の山姥切と銀の山姥切と呼ばれているのだ。仲が良くて何よりだ、と日光が言った時には長義ははああと大きく息を吐き、どうしたらそう見えるんだと文句を言っていた。 「宗三に言っても良いのですよ」 「僕に言われても何もしません」 ふ、と江雪が吐息だけで笑うと首を振り、珍しく視線を和ませている。日光も兄貴分であるのでそれが弟を可愛がるものと知っていた。日光の弟分である南泉一文字はまだ近寄っては来ないがそれも慣れるまでだろう。人見知りの猫のようなものである。

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