日々の観測記録 2022/8/12【通算78話】
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【はじめに】
本シリーズを読むにあたっての諸注意を以下にまとめています。
初めての方は一度ご確認いただければ幸いです。
https://www.fav.fan/Likely_15Night/Dkdl6
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リューク「――これで終わりだ! ハァァァッ!!」
魔物「ぐぎゃあああああ!!」
リューク「安らかに……眠れよ!」
ドカァァァン!
リューク「ふぅ……任務完了! これより帰還する!」
ツムギ「(シュポッ)ふへぇ〜……疲れた〜……早くこたつ入らせて……」
アスタ「も、もう少し我慢してね……ありがとう、助かったよ……」
キスケ「(シュポッ)早く帰って、冷房こたつで涼みたいですね〜」
ツムギ「は? アンタは入れてやらないわよ、私専用なんだからアレは」
キスケ「そんなぁ……」
ケロ「(シュポッ)おーぼーケロ! こたつは皆の共有財産だぴょん!!」
ツムギ「だめったらだーめ!」
アスタ「ま、まあまあ、みんな、落ち着いて……は、はやく、帰ろう?」
リューク「お前ら、護送ヘリが来たからずらかるぞ〜」
アスタ「あっ、はい! ほ、ほら、行くよ」
* * *
琉久「どーよ、見てくれたかぁ? 俺の大・活・躍!」
職員「はいはい、すごいですねー」
琉久「ちょ、んなシラケた反応すんなよ〜。今回はマジで大活躍だったんだっての。な、宏樹?」
宏樹「は、はい……。殆ど、琉久さんだけで片付けていただいたので……僕はあまり、その、何も出来てないと言いますか……はは」
琉久「そんなことねぇよ。お前の……そのぉ、何だ? ぬめぬめするヤツ」
宏樹「アスタグーイですか?」
琉久「そうそうそれそれ。あのぬめぬめで敵を転ばせてくれたから、俺が大技をぶち込めたんだ。勝てたのは宏樹のおかげだって」
宏樹「い、いや……その……」
ツムギ「そのぬめぬめを出してるのは主にアタシ達なんですけどー? アタシ達の粘液なんですけどー?」
琉久「ははは、分かってるって。お前らもありがとな」
ケロ「ふふん、もっとケロ達を褒めるケロ!」
琉久「それにしても、生物の力を借りてフォームチェンジか……そういうのも憧れるよなぁ」
宏樹「そ、そう、ですか?」
琉久「ああ。俺は、どっちかと言うと『一期』だろ? アスタは完全に『二期』以降のノリだから、もし玩具が発売されたら、きっと人気が出るぜ」
ケロ「一期? 二期?」
宏樹「あは、は……で、でも、僕の方こそ、リュークの、王道なフォームチェンジ、良いと思います……」
琉久「嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか〜、このこの〜」
宏樹「け、剣の柄で、突っつかないでくださいよ……」
琉久「ま、俺には人霊はいなくても、この斬奸龍剣がある! こいつが唯一無二の相棒さ」
ツムギ「よく知らないけど、その剣もドラゴンかなんかの死体を加工して作られたんでしょ?」
琉久「そう考えると、名倉博士ってアレだな。死体を再利用するのが得意だったんだな!」
宏樹「なんか嫌ですね、それ……」
―TODAY'S END―
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【注意】
※本編はここで終了となります。続きはおまけテキストだけですので、予めご了承の程をよろしくお願いいたします。