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トワ♀︎時♀︎でmagnetパロ

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その姿を群衆の中に捉える。 一瞬、音が消え去って、ちり、と何処かで火が灯った音がした。 ああ、1秒にも満たなくていい、私を、その目に映して欲しい。 ふらり、とよろめいて、半ば無意識に地面に手をつく。籠の中身が地面にぶちまけられる。視線が一斉に降りかかる。貴女はそこで初めて気づいたような素振りをして私が落とした林檎を拾い上げる。 「お怪我は?」 「大丈夫でした、ありがとうございます」 数日ぶりの貴女の声、ああ、もっと聞かせて欲しいのに、私達にはそれが許されていない。 後ろ姿を目に焼きつける。触れ合った指先が、まだ、熱をもっている。 視界の端で蝶がひらりと舞っているのが見えた。

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